架橋ポリエチレン管と塩ビライニング鋼管の接続部防食

一部コア無し配管サンプル
コア無し部分ライニング状況
浴場の現場において、メイン配管は架橋ポリエチレン配管でコンクリート埋設部のみ塩ビライニング鋼管を使用している場合です。
基本的に架橋ポリエチレン配管は、材料的にライニング材を塗布しても接着出来ず剥がれやすくなりますのでライニングは致しません。
今回は、マーキングした箇所だけ管端処理が出来ていない状況で、赤水が出た為、マーキングの箇所に何らかの防食対策を実施する必要があります。
従いまして、蛇口接続箇所から座付水栓エルボーまでの間のみを防食する方法で対処することとなるかと思います。
13A継手のコア口径は非常に小さいので、(入口と出口では配管内径が大きく異なる為)手作業で部分的に塗布するには、作業上のムラが生じる可能性がありますので、通常とは異なった配管ライニングの方法が必要となります。
実際は、蛇口(混合水栓)を取り外すだけで作業を行うこととなります。
問題のねじ込みの先端をエポキシ樹脂を使用して塗布します。
写真は、流量低下をなるべく避けるために薄塗りを実施しております。積層ライ二ングを実施すれば、ライニング厚みを厚くする事は可能です。